真夜中のゆで卵
真夜中のキッチンにあなたはひとり
賞味期限が切れたばかりの卵を
1つずつ鍋に入れて火をつけた
常温にしておいたから破裂しないはず
ボーっという火が真夜中に生きている
カタカタと卵が暴れだす
真っ白な卵のスクリーンに今日の出来事が
映し出される
喜び、悲しみ、怒り
誰にも表現しないあなたの感情
伝えようとしないあなたの気持ち
グツグツと卵が怒りだす
でもあなたは怒らない
火を止め、熱湯を捨て、水を入れる
殻を破り、丁寧に卵を剥いていく
傷つけないように
大切に
そしてあなたは卵を口に運び
今日を食べる
苦しいのは
苦しいのは
苦しいのは
苦しいのは
心が機能しているから
誰かを想っているから
誰かに会いたいから
苦しいのは
苦しいのは
苦しいのは
心が機能しているから
あなたがいないから
もういないから
苦しいのは
苦しいのは
最後まで読んでくださりありがとうございます。最近は絶賛情緒が不安定でございます。ちょっとしたことで胸が苦しくなったり、嫉妬したりと反動形成のような行動を取ってしまいます。近くに居ないと心配になりますね。お互い信じることが出来ないと成長できません。分かっているのに難しい。少しずつ頑張っていきましょう。
消しゴム
この消しゴムは君から最後に買ってもらったもの
勉強するたび君をいちいち思い出す
ああ 一緒にカレー作ったな
ああ 一緒に温泉行ったな
ああ 一緒にゴロゴロ楽しかったな
今じゃもうremember
私たちの行いは間違いだったのか
間違いならばこの消しゴムで君も私も思い出も消してしまいたい
あの山
「あの山に登ってみたいと思わない?」
二人は遠くに聳え立つあの山を見つめた
「そうだね。でも今年はもう寒いから暖かくなったら登ろうか。」
冬の山はどこか寂しそう
雪が降って風がビュービュー吹いて
閉ざされれた一つの世界
私たちは凍りゆくあの山を見つめていた
暖かなると私たちはあの山に登る
一冬超えたあの山を一歩ずつ踏みしめる
眠っていた登山客の楽しそうな声
熊よけの鈴の音が一斉に弾けだすだろう
そんな思いが頭の中を駆け巡る
徒歩旅in金沢 5日目!
5日目の朝はしおんさんのアパート(昨日出会ったけいたさんの従姉妹のしおんさん)からおはようございます☔️
お高い海鮮丼をご馳走していただきました!
おいしかったぁ。
あいにくの雨ですが、しおんさんとけいたさんと3人で兼六園へ!
感想は冬が嫌いなんだろうなぁって。雨だったのもあったし、美しさが半減していた感じがしましたね。
兼六園のあとはしおんさんとけいたさんと解散して、また夜合流!!!
しおんさんオススメのバーに連れて行っていただきました!「旅する箱舟」!
マスターのしんさんのお話はめっちゃ面白くて、旅について色々聞かせていただきました。
料理もお酒もおいしい!
クアラルンプールの空港にしか売ってないキャップを3人でお揃いで買ってしまいました!
今回の旅の証しですね!大切にします!
旅先での出会いはやっぱり最高です!
おやすみなさい!
きんもくせい
きんもくせいが香る時
私は一人歩いています
とことこと歩きます
肌寒いそよ風が吹いてきて
私は長袖を着ました
でも暑くなったので腕まくりをしました
きんもくせいが香る時
私は一人歩いています
のろのろと歩きます
歩き疲れて足を止めました
そして空を見上げました
きんもくせいが香る時
私は一人空を見上げています
淡くて優しい色で
「ありがとう」と言いたくなりました
心が穏やかになりました
私はまた歩き始めました